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教諭5人が職場復帰 解雇撤回求め、学園側と和解

 松本市の学校法人創造学園(旧塚原青雲学園)と塚原学園教職員組合は十九日、塚原学園当時に解雇された教諭らが解雇撤回を求めていた問題で、協定書に調印し和解が成立しました。

 これにより不当に解雇されていた六人のうち、三月末で定年退職する本島恭則委員長を除き、五人の教諭が四月一日から職場復帰します。

 協定書は、学校法人創造学園は五人の教諭の職場復帰を認める、賃金は学校法人創造学園の給与規定による、解雇中の年金・退職金が不利益にならない措置をとる、木村郁子教諭の名誉を回復する、としています。

 記者会見で、小池大哲校長(創造学園理事長)は、「新しい理事会になった昨年十一月から七回の話し合いを行い、労使双方が譲り合い合意に達した。生徒のための学校をつくっていこう、と話し合っていく中で信頼関係がつくられた」と語りました。

 教職員組合の本島恭則委員長は、「本当にうれしい。解雇されてから二年。どうなるかという思いだった。いい学園をつくろうという新しい理事者の意気込みを感じて、新しい門出を迎えたいと協定した。支援者のみなさんに感謝します」と述べました。

 〇三年三月、塚原学園理事会(当時)は、不当な組合攻撃や賃金カットに対して裁判などでたたかってきた塚原学園教職員組合に対して、常勤教諭五名全員を解雇。これに対して組合は、地労委に不当労働行為救済申立と、地裁松本支部には地位保全を求める仮処分を申請するなど解雇撤回を求めてたたかってきました。また、九九年に「使途不明金」などを理由に不当に解雇された木村教諭も撤回を求めてたたかっていました。

 木村教諭は、「ありがたい、の一言。長かった。くじけそうになる時が何度もあった。頑張れたのは、支援者と卒業生の励ましがあったから」と目を潤ませて語っていました。

(2005/3/21 しんぶん赤旗)

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