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青年雇用集会に80人つどう
「お仕事ネット」を結成 (11/19)
 「正社員になりたい」「サービス残業は法律違反だ」―――雨をはじき返すようにして青年の声が街に響きわたります。19日、長野県青年雇用集会が松本市内でおこなわれ約80人が参加、学習会と集会・パレードをおこないました。
JRの車内販売物をあつかう会社でアルバイトをしているという25歳の男性は、前日に松本駅前の宣伝で集会を知り、友人と一緒に参加。「いよいよ青年も黙っていないと思った。これまで派遣で働いた会社の数は数え切れず、履歴書に泥を塗ったような感覚。『人間らしく働きたい』という訴えは自分のことだ」と、
また労働組合からの誘いで参加したという24歳の男性は「自分はこれまで若い人たちがいくら騒いでも世の中何も変わらないだろうと思っていたが、こういう若者がいるなら何か変わるんじゃないかな。これからこういう動きが活発になれば、さらに世の中楽しくなるんじゃないかと思います」と語りました。
 集会に先立ち首都圏青年ユニオンの伊藤和巳委員長が「知ることから始めよう!〜青年にとっての労働組合〜」と題して講演。同ユニオンが扱ってきた事例を交えながら、労働者の権利や労働組合の役割を説明すると、参加者はうなずきながら聞き入っていました。メーカーで働く25歳の男性は「私の職場でもサービス残業があり、人によっては毎月10時、11時まで仕事をしているのに残業代がわずかしかでない状況。働いている証拠を残すことが重要だと思い明日から仕事時間日記をつけたいと思う」と感想を語っていました。
集会ではリレートークが行なわれ、職場に労働組合をつくった経験や、差別的賃金を止めさせ、過去にさかのぼって支払わせた経験が紹介されると、参加者からは「おー」という驚きの声と共に拍手がおこりました。
集会後に参加者は市内を松本城までパレード。沿道の美容室から若い従業員が出てきて「正社員になりたい」「仕事がほしい」と一緒に唱和したり、「がんばれ」と声援がかかるなど熱気いっぱいのパレードとなりました。
実行委員会は集会にむけて県下各地で宣伝を行い、青年雇用政策の充実を求める署名や、青年の働く実態をつかむアンケートを集めてきました。今後自治体や議会への働きかけを強めていく予定です。
また集会では「お仕事ネット」が結成され、働く若者の交流と学習を進め、県下の労働組合などとの連携を図っていくことも確認されました。
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