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淺川ダム固執の長野市長 対策会議が抗議文市長の回答 地滑り、断層に答えず 長野市の鷲沢正一市長に浅川総合治水対策と懇談を求め、公開質問状を出していた「浅川・千曲川等治水対策会議」(山岸堅磐代表)は22日、市長の回答文に反論した「抗議文」を市側に提出しました。 「抗議文」は、中止になった浅川ダム計画を鷲沢市長は一貫して「建設する必要がある」と明言してきたと指摘し、その根拠にしている見解を批判しています。 山岸氏らは会見で、「ダム予定地に地滑りや断層が存在すること、ダムによって浅川の内水災害にマイナス効果もたらすことなどについて、市長は『専門家の判断にまかせる』というだけで、まともな回答をしていません」と批判しました。 山岸氏らは、「浅川の内水災害は、千曲川が増水し浅川から千曲川に流れ込めなくなり発生している。内水災害を防ぐためには千曲川の治す対策が必要だ」と強調しました。浅川は長野県が単独で改修工事をおこなっていますが、千曲川は暫定堤防や無堤防の区域が半分近くもあります。 市長がダム固執の根拠にしている浅川の基本高水(洪水時に想定される河川の最大流量)450dの問題点も指摘。昨年の台風23号で史上最高の雨量は基本高水の1/6しかありませんでした。しかし、市長は基本高水の再検証に反対する立場をとっています。 (2005/6/24 しんぶん赤旗)
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