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“アリが象に勝った” 東北住電装争議報告会に120人

 JMIU長野地本と東北住電装支部が十九日、争議勝利解決報告会を上田市内で行いました。長野県内をはじめJMIU中央本部や全労連、三重、愛知からも支援した人たちがかけつけました。 

 JMIU長野地本の井上今朝雄委員長は「組合の団結と経験を生かした新しい挑戦、大きな支援と世論の後押し、弁護団の奮闘で住友電装という大きな象と小さなアリのたたかいが、一年八カ月という短い期間で勝利した。引き続き、雇用と地域経済を守るためにたたかう」と報告しました。

 東北住電装支部の田中真奈美委員長は「何も分かっていない私たちが、分かっていたのは、私たちは間違っていないということ。これが勝利の力となった。二十四人がそれぞれの個性で力を発揮した。私は仲間に恵まれた。みんなで達成したことがうれしい。まだやることが残っている。本当に支えていただいてありがとうございます」とお礼と決意を述べました。

 参加した高見沢電気支部の櫻井修書記長は「新しく組合をつくって、これだけできたのはすばらしい。ぜひこれに続きたい」と語っていました。

 組合員の中嶌久子さんは「組合活動も何もかも初めて。他の会社の人が、人のためにこんなにたくさん動いてくれたのは驚きだった。いままでの生活では考えられないこと」と語っていました。 日本共産党の笠井あきら元参議院議員、高村京子県議も参加しました。

(2005/2/6 しんぶん赤旗)

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